浄土宗の開祖・法然上人は、阿弥陀仏の本願力により
極楽浄土へ往生することを説いていらっしゃいます。
特に第十八願を要とし、法然上人著『選択集』において
「およそ四十八願、皆本願なりといえども、殊に念仏を以て、往生の規のりと為す」(聖典三・一三五)
と著されております。
我々、罪悪生死の凡夫が、自力で浄土へ往生することは大変困難であります。
そのことに悩まれた法然上人は、どのような人にも易しく、親しく、
勝れた御教えに巡り逢われたのです。
それが、念仏をお称えさせていただく教えだったのでございます。
合掌